映画『この世界の片隅に』
この映画が公開されたのは、2016年11月12日。
最初の上映館数は63館しかなかった。
しかし口コミが広がり上映館数も増え、2017年1月7日には200館にまで増加した。
僕自身、この映画を見て様々な感情が込み上げてきました。
この映画を見た僕なりの感想、評価を書きたいと思います。
まず舞台は戦時中の広島・呉。
厳しい戦時中の中でも明るく前向きに生きていく物語。
とはいえ戦時中の生き様を描いた作品なので、時に非常に重く悲しい場面もあります。それでも、どこか温かくてほっこりするのが、またこの作品の魅力でもあります。
そんな温かい家庭をも容赦なく引き裂いてしまう戦争の悲しさや、虚しさ、怖さが語られているのも、この映画の見どころではないでしょうか。
切なく悲しい。でも温かい。
戦時中と言えどどこか今の自分たちとも照らし合わせてしまう。
戦争の悲惨さだけでなく戦時中の辛い状況の中でも笑って暮らしている場面を見ると、普段自分たちが何気なく笑っていることがどれだけ幸せなことか、そんなことを改めて考えさせられる作品でもあったと思います。
のんさんの声がすずのキャラクターとかなりあっていてのんさんだからすずを演じきることができたのではないかと思います。
個人的には素晴らしい映画だと思います。